2019年8月26日月曜日

ハーバリウム材料のコーティング|オイルがしみこまないように加工するには



おしゃれなインテリア雑貨のハーバリウムをどんどん作っていくと、あれもこれもハーバリウムにできないかと欲が出てきます。

ハーバリウムに使えるお花は、ドライフラワーかプリザーブドフラワーが一般的です。
ハーバリウムに用いられる流動パラフィンもシリコーンオイルも、非常に安定的なオイルですが、ハーバリウムはずばり、「オイル漬け」と同じなので、中に入れたドライフラワーやドライフルーツが変質したり色落ちしたりするのはあたりまでです。

それでも長く保つには、オイルがしみこまない素材を使うか、オイルがしみこまないように周りをコーティングした材料を使うのがおすすめです。

材料をあらかじめコーティングしておく



油にしっかりとなじまないもので、しっかり乾いた後は透明になるものをハーバリウム素材の全面に塗り固めておくことで、素材にオイルがしみこまないので、材料の変質が防げます。

身近にある、100均でも購入できる素材を使ってコーティングしてみましょう。


  • ラッカースプレー(クリア)
  • 木工用ボンド
  • UVレジン用コーティング剤
  • UVレジン(クリア)
  • マニキュア(トップコート)

マニキュアは、UVコートのクリアが欲しかったのですが、100均では入手できなかったので、代わりに入れました。

オイルにつけて試してみる




アジサイのドライフラワーの全面にしっかりコーティング剤を塗って乾かしました。
UVレジンについては表に塗って照射、裏に塗って照射をして、しっかり固めました。

この中で、やってみないとコーティングがはがれるかどうかはっきりしないものは、油性のラッカースプレーとマニキュアです。
木工用ボンドとUVレジン用のコーティング剤は中身も塗った様子も、ほぼ同じなので、水溶性の透明被膜ができるから、オイルには安定的だと考えられます。

最も安心感があるのは、UV照射してしっかり固めたUVレジンですね。


中央の双葉になっているのは、まったくコーディングしていないものです。
流動パラフィンに浸してみましたが、コーティングが取れたものはありませんでした。

とはいえ、コーティングしていないものとも見分けがつかない状態です。
また、ラッカースプレーは、正直効果のほどはよくわからないといった状態です。
オイル程度では、固まったスプレーは取れないと思いますが、よくわかりませんでした。

実験としては、お粗末ですね。

そもそも、ハーバリウム用として販売されている素材でやってみるより、もっと明らかに色落ちしやすいもので試してみるべきでした。次回、紙テープか何かを使って再実験してみます。

ラッカースプレー・マニキュアはオイル以外に、UVレジンはすべてに

そもそも、ラッカースプレーとマニキュアは、水には溶けないので、ハーバリウムオイル以外の透明な液体、精製水、水糊、グリセリンなどでハーバリウムを作るときにコーティングとして有用なので用意したものです。

デフューザー液によく使われる無水アルコールに関しては、UVレジン以外は難しいように思います。
UVレジンは、ハーバリウムオイルでもオイル以外でも有用です。色落ちさせたくないものには、あらかじめしっかり塗ってコーティングしておくと安心です。


生花・多肉植物に使えるか?

ハーバリウムに使ってはいけない材料として、生花や多肉植物が挙げられます。
オイルにつけたらいろんな液が出てきて、カビる素ですね。

今回用意したコーティング剤を、生花や多肉植物に塗布して、しっかり固めれば、ハーバリウムに使えないだろうか?と考えています。
コーティングで閉じ込めたうえで、オイルに浸したら、空気にも触れないのでそのままの状態が維持できないか??と考えたわけです。

次の課題にしようと思っています。






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